連れて行かれるなかでクナは俺の方を見た。 バイバイ 声には出さず口だけ動かしてそう言った。 空間が閉じて死神はいなくなった。 一人の死神は俺を護る為に罪を犯した。 理由は簡単。 俺達は気付かぬうちに恋をしていた。 相手を想い自分を犠牲に。 記憶を失くす前の俺がしたように。 その時の俺もきっと彼女に恋をしたんだ。