会計は払わなくちゃと思って、聞いてみたけどあっけなく断られてしまった。 「…櫂士?どこ、行くの?」 「…」 む、無視? なんだか泣きたくなってきた 「…ふぇ……っ」 「……はぁ…」 思わず泣いてしまうと、櫂士は大きく息を吐いて、あたしの手を握って歩き出した。 「…こっち」 「…っふ……」 櫂士と歩いてる間なんで怒らせちゃったんだろうとか、考えてみた…けど、分からなかった。 「ちょっとここで待ってて。」 やがて5分ほど歩いて着いたのは…ホテルだった。