「お互いに仕事が忙しくて、二人でゆっくり過ごす時間もなくて…。これって、付き合う前と何も変わらないと思う自分が居て…」
不安だった。
「それでも仕事が大好きな貞永を、マネージャーとして、彼女として見守らなきゃっていう自覚もあって…」
苦しかった。
「だけど、そんな決意とは裏腹に、やっぱり心のどこかで寂しい、もっと構って欲しいって思う自分が居て…」
自分が分からなかった。
「そう思ってるけど、貞永にキチンと伝えられないあたしがイヤで…」
どこかで隠していた。
「色々な感情が混ざり合って、あたしは貞永にどう接すればいいかが分からなかったの…」
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