そんな貞永を見習おうと、あたしも気持ちを入れ替える。


あたしも貞永と同じように、仕事にプライベート事を持ち込むのは、タブーという考え。



仕事は仕事、

恋愛は恋愛。



まだまだ未熟だけど、それくらいの区別は付けたいと思っているから。




「…大丈夫よ、絶対に」




蘭の言った通り、貞永に気持ちをぶつければいい。


そして、貞永にも思っている事をぶつけてもらえればいい。



…絶対に、別れ話なんかさせないんだから。

そして、昔みたいに、何でも言い合える仲に戻ってやるんだから!




「仕事でも恋愛でも、根性、見せてやろうじゃないの!」




それが、中森あゆの決意よ!




.