秘密の★オトナのお勉強②




「そうね。それは完璧に別れ話ね」



「ちょ…蘭!そんなにハッキリ言わなくたっていいじゃない!!」




あたしはケータイを握り締めながら、手足をバタバタさせて反抗する。


…そんな事したって無駄だけど。




―――貞永に意味深な言葉を吐かれ、家に到着したあたしは速攻蘭に電話。



ちょうど仕事が片付いたらしい蘭は、親身になってさっきの言葉の解釈をしてくれている


…ハズがなく。




「光輝くんはアンタのマヌケな姿に、愛想を尽かしちゃったのよ」



「って、蘭のバカー!慰めるって言葉を知らないの?」



「知らないわ」




…撃沈。


蘭はあたしの態度を見て、面白がっていると思われるんだけど…。



それ、失礼じゃない?




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