正直、不安だらけだ。 いつこの感情が爆発するかも分からないし、気持ちが自然消滅する可能性だってある。 だけど、あたしは大丈夫って信じているから。 貞永の事を、信じるって決めたから。 「あゆ、次の仕事って?」 「洋画の吹き替えの打ち合わせ。さ、急ごう!!」 この関係を崩したくないから。 もう、二度と高校時代のような、あんな過ちを犯したくないから。 だからあたしは、 貞永の事を全力で支えていく。 マネージャーとして、そして… ―――恋人、としても。 .