秘密の★オトナのお勉強②




「だってあゆは優秀なマネージャーですし、絶対に光輝くんを素敵な道に引き込んでくれると思いますし!」



「え…ちょ…!!」




そこまで言いかけると同時に、蘭の瞳がキラリと光る。


その視線は、あたしにしか悟られないように、慎重かつ鋭く輝いていて。



その目のせいで、蘭の考え全てを悟ってしまった。



あたしが貞永のマネージャーに付けば、蘭は晴れてあたしから解放される。


その代わりに付く新しいマネージャー。



それが…冬馬。



そうだね。蘭は自分の恋を応援しろ、と言いたいんだね。


どんどん鋭くなっていく視線に耐えられなくなったあたしは…




「張り切ってやらせて頂きます…」




そう宣言するしかなかった。


蘭のせいで…ね…。




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