そんな小西さんの態度に、あたしの中にある感情がぶつかり合う。
…どうしよう。
彼女になった以上、マネージャーになったら貞永と多くの時間を過ごせるけど、その分確実にあたしは襲われる回数が増える。
自分の気持ちを取るか、
自分の身体を取るか。
眉間に皺を寄せて、あたしは必死に考え込む。
あたしの運命を決める大事な選択。
そんな大事なシーンで、真っ先に声を上げたのは…
「あゆには是非、光輝くんのマネージャーをやらせてあげて下さい！」
「はいっ…！？何言ってんの、蘭！」
突然立ち上がって力説する蘭に、今度はあたしが放心状態に陥ってしまった。
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