秘密の★オトナのお勉強②




「どうかね?中森さん」




小西さんの優しい瞳を向けられて、あたしの毛穴という毛穴全てから、汗が噴き出してくる。


冬馬や蘭へのフォローを後回しにしたあたしは、とりあえず疑問を投げつけてみる事にした。




「なんであたしなんですか?」



「そりゃ、貞永を完璧に扱えるのは、中森さんしかいないからだよ」



「もしあたしが貞永のマネージャーになったら…蘭は一体どうなるんですか?」



「私の考えだと、とりあえず佐田くんに任せようかと思ってね」



「それじゃ今担当しているバンドは…」



「別の人に任せるよ」




…なななっ!

小西さんの計画、抜けが無さすぎですって!


というか、もう完全にあたしをマネージャーにしようと企んでるよ…。




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