秘密の★オトナのお勉強②




記憶を遡ってみる。



確か昨日の飲み会で、貞永に対してのイライラを噴火させたあたしは…


貞永の事を、煮物にするとかスパイスにするとか、色々な事を言っていたっけ?



まさか冬馬と蘭は…

それを鵜呑みにして…る…?



というか第一、二人は貞永と和解したって事自体を知らないままじゃん!




「大丈夫だから冬馬!あたしはそんなに鬼じゃないから!」



「………」




ダメだ。

冬馬があの世に旅立っておられるわ。



この場で、昨日の貞永とのやり取りを知らせる事の出来ないあたしは、小さな脳みそをフル回転して、今の状況を乗り切ろうとしたけど…



冬馬が使い物になりません。

どうしましょうか。




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