予想外の展開に、あたしよりも驚いていたのは…
「…って、ええっ！？」
「それはやめといた方がいいですよ！小西さん！！」
何故か、蘭と冬馬という組み合わせで。
なんでそんなにも反応するんだろうかと疑問に感じたあたしは、ハラハラとした態度を崩していない冬馬に、コソコソ声で話しかけてみた。
「なんでそんなに驚いてるのよ」
「当たり前だよ！今の状態であゆを貞永くんのマネージャーなんかにしたら…、貞永くん調理されるじゃん！」
…は？
「それ…どういう意味？」
「だって、昨日の集まりであんなに怒ってたし…」
そう言いかけた冬馬は、恐ろしさから来る震えで、話す事すら困難な状況に陥っていた。
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