秘密の★オトナのお勉強②




「とにかくお疲れ様。で、貞永は昨日日本に帰ってきたのだろう?」



「はい」



「では、昨日は都内のホテルに泊まったという事かい?」




―――ギクッ!!

あたしの肩の力が一気に入る。



あれから貞永は、あたしの部屋に泊まった。



いままで住んでいたマンションは、二年前に解約したし、泊まる場所がなかったのは事実なんだけど…。


何を考えたのか貞永は、「俺、あゆの部屋に泊まるから」と宣言し始めて、三秒後睡眠に突入。



…起こしても、起きてくれなかったのよ、狼クンは。




「もちろんですよ!というか、住む場所も今は無いですし」



「そうだよな!」




笑いながら小西さんと談笑する貞永。


…その笑顔が憎たらしい。




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