秘密の★オトナのお勉強②




蘭は隣に居る冬馬に緊張しっぱなしらしく、ほぼ放心状態。


今なんて白目剥いてるもん。



…なんて純粋な子なのかしら。




「…蘭、どうしたんだろうね」



「色々あるのよ、きっと」




隣に座っている冬馬が、小さめの声であたしに話しかけてくる。


頭にハテナマークを浮かべている冬馬を見ながら、あたしは心の中でニヤニヤと笑っていた。



…冬馬も意外と鈍いのね。



そんな蘭と冬馬の恋路の状況を、一人で楽しんでいると、突然小西さんの口から驚くべき質問が投げかけられた。




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