秘密の★オトナのお勉強②




ふと感じた、鼻元の違和感。


なんだか生暖かくて、ドロッとした感触がするような…。



慣れない感覚に戸惑っていると、突然貞永が声を上げて笑い始めた。




「…あゆ、お前―――」



「へ?」



「そんなに興奮したのかよ、さっきの行為」




…興奮した?

…さっきの行為?



頭にはてなマークが浮かび上がっているあたしだけど、笑い続けている貞永を無視する勇気もなく、そっと鼻に手を当ててみる。


そして、ゆっくりと手を離した。



視線を手の方に映すと、そこには見覚えのある赤色の液体。


なんだか、どこかで見た事あるような…。




―――って!!




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