「きゃっ…!」 「相変わらず反応もいいんだな」 「な…!」 「…可愛がってやるから、覚悟しとけよ?」 そうあたしの耳元で囁く貞永は、やっぱり何も変わっていない。 外見も、内面も。 全てあの頃のまま。 金髪に近いサラサラの髪の毛は、貞永の色気を強調させていて、なんだか直視出来ない。 整っている顔立ち、ガッチリとしている男の体つき。 全てがあたしを狂わせる。 「あゆにずっと触れたかった…」 「貞永…」 そっと貞永があたしの頬に触れた瞬間… 事件は、起こった。 .