秘密の★オトナのお勉強②




「な…なんで…っ!?」



「コラあゆ!そんなに声出したら、気付かれてまうやろ?」




思わず大声を出してしまったあたしを、隼人は慌てた様子で、あたしの口を手で塞ぐ。


しまった…!と後悔し、キョロキョロと辺りを見渡してみるけど、あたしの大声に気が付いたのは、誰ひとりとして居なかった。




「ご、ごめん!でも何で此処に…?」



「いや、光輝から楽しいハナシを聞いてな?折角やから、菊池くんと共に参加させてもらおう思って」



隼人の言い回し的に、この二人もどうやら、貞永の作戦を知っているらしい。


そのまま話を聞いていくと、どうやら二人とも昼休憩らしく、ここに顔を出したとの事だった。




「そろそろ始まるみたいやな」



「へ…?」




世間話を繰り広げていた隼人の口調が、一気に緊張した物へと変わる。


隼人に向けていた視線を、そっと会見が行われるセットに移した。




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