謹慎中というのは、こんなにも日にちの感覚が狂ってしまうのか。
そう思ってしまう程、あたしはすっかり忘れてしまっていた。
…今日が、運命の会見の日だと言う事を。
「という訳で、今俺達は向かってるんだよ」
「どこに?」
「光輝くんの会見が行われる場所に」
「はぁっ…!?」
クールに言い放つ猛を見て、あたしは全てを察知した。
こんな格好をさせたのは、謹慎中のあたしを連れ出す為!?
こんな朝っぱらから拉致したのは、あたしに会見の様子を見せる為!?
「今回の光輝くんの会見は、生放送する予定もないからな。手っ取り早く会見を見せようと、姉ちゃんを拉致したんだよ」
「みんな…」
やり方は少々強引だったけど、蘭も冬馬も猛も、あたしを心配してくれていたんだ。
少しだけ、あたしの顔に笑みが戻った気がした。
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