貞永は、あたしの事を嫌いになってしまったのだろうか。
自分の彼女であるあたしを犠牲にさせてしまって、悔やんでいるのだろうか。
あたし達の関係が世間にバレてしまい、あたしに呆れてしまったのだろうか。
色々な疑惑が、あたしの頭の中を駆け巡る。
でも心の中には、「貞永はあたしを見捨ててはいない」という少しの願いも存在していて。
「もう…訳が分からないよ…っ!」
一度にたくさんの事が起こりすぎて、あたしの頭はパンク寸前の状態。
頭を乱暴にグシャグシャと掻いて、両手で耳を塞いで、あたしはベッドへと勢いよく飛び込む。
…もう、潮時なのかもしれない。
あたしと貞永は、やっぱり出逢うべきでは無かったんだよ。
「俳優」と「マネージャー」として再会した時から、運命は狂い始めていたんだ―――
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