秘密の★オトナのお勉強②




そっと、何かが流れ落ちていく。


その正体は―――あたしの目から流れ出ている、透明の液体だった。




「神風さん、もう充分です」



「そうか…」




貞永の方に向けていた身体を、再び神風さんの方へと向ける。


その瞬間、決して伝えてはいけない覚悟が、あたしの身体中を支配した。




「中森さん、今回の騒動の代償として…」




もう少し、貞永の元でマネージャーをしたかったよ。

貞永の輝いている姿を、間近で見たかったよ。



だけど。

どんな貞永も愛しいけれど、あたしは「演技」をしている姿が一番好きだから…




「当分の間、謹慎処分とする」




あたしは、自分の夢を犠牲にしてまで、貞永の事を助けるよ。


それが、もう二度と「マネージャー」という仕事が出来なくなったとしても。



「貞永を助ける」事が、マネージャーとしての最後の仕事―――




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