―――夢なのかと思った。

いや、夢の方がよかった。




「…な、んで―――?」



「その反応は、嘘ではないという事だな」




冷たい神風さんの視線、

目を背ける小西さん、


ハッピードリームの上司二人に囲まれながら、あたしは絶望というモノを味わっていた。




「なぁ、貞永。マネージャーさんは分かりやすい反応を取ってくれているけど、お前はどうなんだ?」



「神風さん!これは―――」



「言い訳は要らない。事実を聞いているだけだ」




貞永をも黙らせてしまう程に、神風さんの口調は強くて、ピリピリとしたオーラを感じ取れる。




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