秘密の★オトナのお勉強②




「冬馬は好きになった人に対して、態度が変わるような男じゃないのよ」



「じゃ、何が変わるんだよ」



「…“目”が変わるのよ」



「目?」



「そう。その人を見る目が、凄く優しくなるの。…そういう人だから、冬馬は」




貞永のように、態度や行動で愛情を表してくれる人も居るけど、冬馬のように、些細な仕草や思いやりで、全てを語る人もいる。


愛のカタチは、人それぞれだけど。


大事なのは、カタチを表現する方法ではなくて、「スキ」という気持ちの大きさ―――




「きっと二人は、幸せになれるよね?」



「ああ。でも、俺達に勝てるヤツらは居ないけどな?」



「何よ、それ」




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