秘密の★オトナのお勉強②




やっぱり、あたしは貞永でないとダメだ。


こんなにも、貞永の言葉が、貞永の体温が、安心できるとは思わなかった。


あたしにとって、貞永の発する言葉は、魔法の言葉―――




「さて、あゆも復活したという事で、そろそろ本領発揮だな」



「へ?」




疑問の声を発すると、貞永はあたしの問い掛けに答えず、どこかへ向かって喋りだした。


その表情は、何かを楽しんでいるようで、タチが悪そう…。




「このまま、関係が崩れてもいいんデスカ?どっかのマネージャーさん?」



「どっかの…マネージャーさん?」




復唱しながら、貞永の言葉の意図を考えていると、突然後ろの方で誰かの気配がした。




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