秘密の★オトナのお勉強②




気になるお相手は、前に写メで寝顔を見せてくれた事もある、藍果さん。


スキャンダルばっかり起こしていた隼人だけど、唯一心から愛した相手。


その人が、隼人の人生のパートナー。



テレビの中でしか隼人を見かける機会はなかったけれど、当時も今も、隼人は幸せそうな表情を浮かべていて。




「幸せそうで何よりだよ、隼人」



「お陰で毎日ノロケっぱなしや!最近は、夜の営みも激し―――」




話がイケナイ方向へと向かいそうだったので、あたしは慌てて隼人の口を手で塞ぐ。


…久しぶりの再会なのに、下ネタを振りまかないでよ!




「隼人…これ以上はダメよ…いい?」




あたしの声に、大きくコクンと頷いた隼人を見て、あたしはゆっくりと手を離す。


よっぽど酸素が欲しかったのか、隼人は大きく深呼吸をする。



…あれ?この行動、さっき猛もしていたような…。


あたしって冬馬の言う通り、やっぱり男勝りなのかなぁ…。




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