秘密の★オトナのお勉強②




「は…?」




車内に、貞永の疑問の声がこだまする。


顔をしかめている貞永をよそに、あたしははっきりと宣言してやった。




「今日の夜から、貞永のマンションで料理の大特訓するから!」



「でも、さっきは事前に練習出来ないって言ってなかったか?」



「そうだけど、何も作れないよりかは、少しでもレシピを覚えておいた方がいいでしょ?」




こうなったのも、全て貞永が原因。

しっかりと責任取って貰うから!



そう自分の心に決めた瞬間、急に無機質な着信音が車の中に流れ始めた。


それは、後部座席に置いてあった、あたしのカバンから流れているモノ。



…少しだけ、嫌な予感がした。




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