翌日。
貞永一家はあたしの要望で、イタリアンバイキングへと赴いていた。
大きいテーブルには、熱々のピザ、濃厚なパスタなど、食欲をそそる料理がズラリと並んでいる。
「ちい、お前の為の外食なんだから、思う存分食えよ。そして絶対に元を取れ」
「お父さん…元を取れって重要…?」
「当たり前だ。元を取るまでちいを此処から出す気はねぇよ。永遠に閉じ込めてやる」
「言っとくけど時間制限あるよ?しかも九十分…」
「行ける!お前なら行ける!胃袋に食いモンさっさと詰めやがれ!」
あたしの向かい側に座るお父さんは、身振り手振りで必死に訴えかけてくる。
お母さんはそんなお父さんを気にする事なく、カルボナーラを頬張っている。
…お父さん、あたし純粋に恥ずかしいよ。
そしてお母さん。お願いだからお父さんの相手してあげて。
周りの視線、痛いんですけど。
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