知らない人の声。 しかも…男の人。 しっかりと身を構えながら、あたしはゆっくりと後ろを振り向いた。 「キミ新入生だろ?連れてってあげるけど、高梨学園に」 「へ…へへ…」 なんで… なんであたしが高梨学園に入学するって知ってんの!? 今更気付いたけど、男の人は中型バイクに跨っており、サラサラの茶髪をなびかせている。 手には、先程脱いだばかりだと思われるヘルメットがあった。 「うっ…」 「乗らねぇの?おい?」 .