そんなある意味愉快すぎたバイキングを終え、あたしはお父さんの運転する車で、家まで帰ってきた。
少しだけ眠りの世界に入っていた所をお母さんに起こされ、ボーッとしたまま車から降りる。
なのに。
「あれ…?鍵が開いてる…」
そんなお母さんの一言で、あたしの脳は完璧に作動し始めた。
鍵が開いてるって事は…もしかしてお母さん、鍵を閉め忘れたとか!?
そんなの物騒すぎるでしょ…!
「あゆ、閉め忘れか?」
「それは絶対にない!」
「確かに、あゆはキッチリしてるしなぁ…」
腕を組んで考えながらも、お父さんは勇敢に玄関へと入っていく。
そこには、男物の靴が一足、丁寧に揃えて置いてあった。
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