お父さんの意味不明なセリフと共に、あたしのお皿に乗っかるはずだったカルボナーラは、お父さんの口の中へ。
フォークごとカルボナーラを奪われたお母さんは、口を開けて唖然としていた。
「俺は絶対にちいには負けねぇからな!」
「言ってる意味が、よく分からないんですケド…」
「だから!ちいとあゆがラブラブすんのは気に食わねぇんだよ。という訳で、ちいは自分で取ってきな」
やってやったぜ!という満足気な表情を浮かべるお父さんと見て、思った。
…競う相手、間違ってませんか?
そして、自分の子供にライバル意識を燃やしてる親って、実際どうなの。
「さあ!今日はジャンジャン食えよ!」
「光輝、いつもになくオオカミパワー炸裂よね」
「は…はは…」
愉快すぎるよね、この家族は。
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