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あの頃の美紀は超泣き虫だった。




小学校一年生。


毎朝の日課。泣きわめくこと。



「いーやーだー!!!!美紀学校なんか行きたくないー!」




ランドセルを背負って、黄色い帽子をかぶって、靴を履いて。



後は玄関のドアを開けるだけ。



その状態から頑として動かなかった。



「早くしないと遅刻しちゃうでしょ?」



ママがどんなになだめても行きたくないもんは行きたくない!



あんな知らない人達ばかりの箱の中に美紀はいられない!




ーピンポーンー



「白石さーん?」




朝早くから訪ねてくる非常識な人。




美紀はプイっと顔を背けて玄関に背中を向けてしゃがみこんだんだ。




これが運命の出会いだったのにね。