「ジェイド、遅くなったし、
そろそろ行きましょう。
お土産に、花束買って帰ろ?」
壁にかかっていた時計に
眼をやり立ち上がる。
「ああ、好きなんだ?
みんな。」
「ええ。貴方が、
選んであげてね。」
並んでバス停へと向かう。
お洒落なサングラスの下で
青い瞳は見えないけど、
一生懸命、花を選ぶ姿も
真摯なもので、本当に、彼が
穏やかな心境であると、
思った。
「ただいま。」
二人で、玄関の扉を開ける。
「おかえり。
ディオナ!ジェス!
二人とも心配したぞ。
帰りが遅いから。」
父と母がリビングから現れ、
ジェイドが抱えた花束に
目を見開く。
そうよね・・・
驚くわよね。
「ただいま、お土産だよ。」
そういって母に、
ゴージャスな花束を渡す彼は、
何とも照れ臭そうで。
「まあ、ありがとう。
ジェスは、何をしても
絵になるわね
一緒に生けましょ?」
満面の笑みで、
花束を抱える母よりも
そうしているジェイドの方が
嬉しそうで。
なんだか、切なくなった。
「ほら、二人とも、入りなさい
寒かっただろ?お茶にしよう。
すぐにいれてやるからな。」
父が、私たちの背中を押した。
そろそろ行きましょう。
お土産に、花束買って帰ろ?」
壁にかかっていた時計に
眼をやり立ち上がる。
「ああ、好きなんだ?
みんな。」
「ええ。貴方が、
選んであげてね。」
並んでバス停へと向かう。
お洒落なサングラスの下で
青い瞳は見えないけど、
一生懸命、花を選ぶ姿も
真摯なもので、本当に、彼が
穏やかな心境であると、
思った。
「ただいま。」
二人で、玄関の扉を開ける。
「おかえり。
ディオナ!ジェス!
二人とも心配したぞ。
帰りが遅いから。」
父と母がリビングから現れ、
ジェイドが抱えた花束に
目を見開く。
そうよね・・・
驚くわよね。
「ただいま、お土産だよ。」
そういって母に、
ゴージャスな花束を渡す彼は、
何とも照れ臭そうで。
「まあ、ありがとう。
ジェスは、何をしても
絵になるわね
一緒に生けましょ?」
満面の笑みで、
花束を抱える母よりも
そうしているジェイドの方が
嬉しそうで。
なんだか、切なくなった。
「ほら、二人とも、入りなさい
寒かっただろ?お茶にしよう。
すぐにいれてやるからな。」
父が、私たちの背中を押した。



