「って、いったらどーする？」








彼は、そういって笑う。









ああ、そうよね。

そうだよね−−−


危うく、勘違い
するところだった




「ディオナ、今、
すっげー警戒したなっ？！」


これでもかと、いうほど
奴は、笑う。


うるさいっ。
おまえ、コロス・・・


散々、笑い転げたあと
彼は、私の手をとり、
ボトルを掌にのせた。


「一緒に飲まない？
ワイン、買って来たんだ。」


そういって。



私は、放心状態のまま
ただ、頷いただけだった。