「…親、家にいないの?」 「うんッ共働きだから」 いつもの家の玄関なのに 楢橋くんがいると少し変わってみえる キラキラ王子様オーラ半端ないですッ 「…あの犬…あれか?」 「うんッキューちゃん」 家に入る前、玄関の横の小屋のなかを 指差し、楢橋くんがいった あたしのいつも馬鹿みたいな話に出てくる犬 あたしだけが一方的にしゃべっているのかと思ってた… ちゃんと聞いてくれていたんだね 「あッ部屋2階ですッ」 「…おー…」 あたしは冷蔵庫の中のお茶とコップを持ってあがる