冬稀にも、あんな頃があったな。 今じゃ、もう無理だけど。 えっ… あれって… 「冬稀、買ったよ~」 「うーん」 「どうした?」 「いや、行こう」 ただ普通に歩いてた男女。 その男の人は、間違いなく… ルイだった。