「おはよー、ひかり!」
「おはよー!」
「クラス替えだねぇ」
「うん、楽しみ?」
「別に、どっちでもないかもー。」
一緒に登下校をしてる友達は、他愛ないことでも笑いあえる。
その友達とはいつも、自然体でいられる。
部活のみんなとは大違い・・・
部活のみんなはどうやらウチを拒否してるそうだ。
だから、ウチに対する態度も他のみんなとはちょっと違う。
正直、ウチは部活のみんなが嫌いだ。
ウチから見れば部活のみんなは、くだらない友情ごっこをしてる。
そんな部活のみんなにいつも無償に苛立ちを覚える。
「ひかり?」
「ん?あ、ごめん!ボーっとしてた」
「そっかぁ、ならいいけど。」
まずい、今は友達といるのに。
ウチはまたこんなことを考えてしまった。


「1組・・・?!」
ウチがなりたくなかったクラス、それは1組と7組だった。
なのに、ウチがなってしまったのは1組だった。
あー、新学期早々ついてないなー。
最悪。