∴ 真実 ∴



私は結衣が言っていることが

あまりよく分からなかった。

この頃はまだ全然

追っかけをしちゃいけないとか

追っかけは悪いことなんだって

ことが全然分かっていなかったから...



「...そうなんだ?」

私がきょとんとした顔で

聞くと、結衣はいつものように

明るくなった顔で、

「もうこの話やめよう!」

と言った。



それから、

私と結衣はいろんなことについて

語った。



友達のこと、

家族のこと、

学校のこと、

好きなアイドルのこと...



二人とも話しに夢中に

なりすぎて、時間を忘れるくらいだった。