「じゃ、またね真柚ちゃん♪」 「気をつけて帰るんだよ!」 続いて勇斗先輩と大和先輩も行ってしまった。 「ふぅ……」 あたしはぞーきんを見つめた。 洵介先ぱい…… もしかして、あたしが掃除なんてしてないって、気づいちゃったかな? そーだよね、普通は鞄からって作業なんてしないっか。 洵介先ぱいに変に思われてませんよーにっ!! そしてあたしは、ぞーきんを掃除棚に直し、校舎を後にした。 大丈夫だもんっ。 あたしには洵介先ぱいの笑顔があるから。 だから、頑張れるもんっ。 絶対、負けないもん……