「おそらく……その3人の中にいるね」


香里は、あたしの目の前に箸をつきだした。


「3人?って誰?」


「あんた今の会話でそれもわからないの?」


香里が呆れながら言った。


「多分、優斗先輩と大和先輩と……洵介先輩じゃないの?」


優斗先輩と大和先輩と……しっしっ、洵介先ぱい!?


「洵介先ぱいもっ!?」


あたしは立ち上がった。


「ま、わからないけどね?」


「やだ〜っ、やだやだ〜っ!!!!」


せっかく洵介先ぱいと一緒に育ててきた愛の花が、少しずつ育ってきてるのにぃ。(※真柚の思い込みです)


ライバル登場なんて……。