昼休み。
「香里〜っ、ご飯食べよ〜!!」
机をくっつけてお弁当を広げようとした時だった。
「ねぇ、満川っている?」
ドアのところに怖そうな上級生が立っていた。
うわー満川さんって人呼ばれてるなぁ。可哀想に。
……ん?
今、満川って言った?
「真柚、あんたじゃない?」
香里がウインナーを頬張りながらあたしに言う。
「あ、あたし?」
あたし上級生に知り合いなんて、中学が一緒だった藍奈さんしかいないんだけどな。
「……なぁ、満川って奴いないわけ?」
少しキレ気味の先輩。
あたしはおそるおそるその人のもとへ向かった。


