「まったく〜。チャイムのバカ野郎。あたしのHappyな時間を!!」
教室に入り授業が始まった。もちろん、先生の話なんて聞くわけがない。
「んなのチャイムに言ってもわかんないでしょ?」
一緒に話しているのは友達の香里(カオリ)。さっき洵介先ぱい達が通った時にあたしを呼んだのも香里。
「それはそーだけどさ」
「あんた本物のバカだよね」
も〜っ。洵介先ぱいが先生だったらずーっと質問しまくって、話して見つめてアピールしまくるのになぁ。
むぅ。洵介先ぱいがいないとつまんない。早く会いたいなぁっ。
あたしはしばらく、黒板に字を書いている先生の後ろ姿を睨んでいた。
そのおかげで、鳥肌が立った先生だった。


