「真柚っ、あんたすごいじゃん!!」 香里があたしの元に走ってきて言った。 あ、あたし、シュート決めちゃったの!? 「マジかよっ。1年に取られるなんて」 しかも、あたしが決めたのは、スリーポイントっていうやつらしい。 「「真柚〜っ」」 みんなが集まってきてハイタッチをした。 「すげぇ、今のシュート!」 「目が炎に包まれてたぞ!」 男子が口々に言う。ほ、炎だなんて。 って……はっ!! あたしは慌てて後ろを振り返って、洵介先ぱいを見た。