「仕方ねぇか」
洵介先ぱいがまたボールを投げてシュートを決めた。
「じゃ、そーゆーことだから俺行くわ」
ボールの片付けをしながらあたしに言った。
って……ええぇっ!?
「し、洵介先ぱい帰っちゃうんですかっ!?」
「仕方ねぇだろ。提出物出してなかったし」
それは洵介先ぱいが悪いんじゃないですか~。
「まぁ、パスの練習頑張れ」
そして勇斗先輩と大和先輩の所に向かった。
『頑張れ!』
洵介先ぱいに頑張れって言われちゃった。きゃ~っ。
「洵介先ぱいっ」
あたしが呼び止めると、洵介先ぱいがあたしを見た。
「あたし、また好きになっちゃいましたぁ!!」


