「お、お前さ、クラスマッチでバスケするんだよな?」 「は、はひ……」 バスケの練習をし始めてから15分経過。洵介先ぱいのお顔が怖い。 「ほんとに出来ねぇな。パスも少しは出来るようにならねぇと」 洵介先ぱいは呆れていた。 「す、すみません」 あたしは小さくなっていた。確かにクラスマッチはバスケにしたけど、それは洵介先ぱいと同じにしたかっただけで。 バスケに熱意はなかったんだけど……。でも、洵介先ぱいに教えてもらえるしなぁ。 がんばらなきゃ。