「は?!なんでそこで俺が登場すんだよ?」
洵介先ぱいが言う。
「だって真柚ちゃんが、バスケ出来ないって言ってるんだよー?助けてあげないの?」
大和先輩が洵介先ぱいの肘をつつきながら言った。
「助けるも何も、俺とコイツはなんでもねぇじゃん」
「洵介先ぱいひどいですっ。毎日一生懸命想ってるのに!!」
「誰も頼んでねぇじゃんかっ」
「もー洵介先ぱいのケチですっ」
あたしはそう言って先輩方に背を向けた。
「真柚ちゃん、ごめんなー」
「洵介ひどいよなー」
「いいえ、先輩達は悪くないですよ!!じゃ、失礼しましたっ」
そうして歩き出そうとしたとき、
「…………明日の昼休みなら……少し教えても、いいけど」
洵介先ぱいの声が聞こえた瞬間、あたしは笑顔になった。


