「洵介先ぱいがねっ……」
キーンコーンカーンコーン♪
あたしの話を聞きたくない香里の心を読んだかのように、タイミング良くチャイムが鳴った。
「残念だったね、真柚。予鈴鳴ったから教室行くよっ」
「えーでもぉ……」
「あのなぁ、ちゃっちゃと教科書集めて、教室行こゆーてるのがわからんのか?」
か、香里さん!?あの、あなたどこの人ですか?今、何語話しましたか?あたしがビックリしていると
「早く教科書片付けて。そんで教室行くよ」
と普通の香里に戻った。あたしのハートは一安心。
あたしは手伝ってくれない香里を横目に、いそいそと教科書達を鞄に詰め込んだ。
そしてダッシュで教室に向かった。


