「洵介っ!そんなこと言っちゃダメでしょっ!?」 イキナリの母さんからの説教。 な、何だよ、イキナリ。 「洵介をすっごく想ってくれる人がいるのに、゙あんな奴知らねぇ゙とか言わないの!」 「は、はい?」 「きっと貴重なコだよ?もうこれからはない出会いかもしれないのよ!」 理解不能な俺と、うんうん頷く凉花に、ゲームに夢中なフリをして俺達の会話に耳をたててる泰介。 「出会いは大切にしなさい」 終いには、母さんに説教されてるし。 俺どうすればいいの? アイツを、満川を……どう思えばいいのさ。