「そ、そんな感じ」
ぶっちゃけ、あの1年の名前知らねぇからな。
「あ〜、そういえば最近洵介くんのところに来ないよねー?どうしたんだろっ。あっ、あたし満川さんとは何もないからね?」
うーん、なんだろう。嘘臭い演技をしてるようなそうでもないような。
まぁどっちにしろ、料理は上手いけど、少し苦手なタイプってことには間違いないな。
「ふーん、そっか。さんきゅな」
短く返事をして竹なんとか紗菜と会話を打ち切った。
ふと、手当てされた肘を見た。
俺がズッコケた時、たまたま通りかかったあの1年が手当てしてくれたものだ。
それにしても不器用だな。


