「洵介ったらそんなに悩んじゃってー」 大和が肩を叩く。 「な、悩んでねーよっ」 「拗ねた洵介もかーわいー♪」 「可愛くねぇっ!俺は男だっ」 「こんなにスモールサイズを可愛いって言わない奴がおかしいな。真柚ちゃんも目をつけたなー♪」 ダメだ。 何を言い返しても通用しない。それに何気、勇斗も帰ってきてやがるし。 うるさいの倍増だな。 そう思って机に顔を伏せた時だった。 『───……先ぱーいっ!!』 声が聞こえた。