あたしのラ、ラブメーターがやばいっ。
「ほら、真柚ちゃんだよっ!洵介久々だろー?」
勇斗先輩が洵介先ぱいを押す。
「ったく押すなってのっ。よ……よぉ」
皆様、聞きましたか?今、洵介先ぱいがあたしに挨拶してくれたんですよっ!!
挨拶……返したい。
せっかく洵介先ぱいから挨拶されたんだもんっ。
あたしは隣にいる香里を見た。でも、香里はいつもの冷やかす香里じゃなく、あたしのことを心配している様子。
やっぱり……だめだ。
「勇斗先輩っ、失礼します!!か、香里行こっ」
そう言って、あたしは落としていたプリントを拾い上げると、香里の手を引き駆け出した。
「えっ!?ま、真柚ちゃん!!?」
後ろでは、びっくりした勇斗先輩の声が残っていた。


