きゅんきゅん度がやばい。 あぁっ、洵介先ぱいのビッグスマイルが輝いているっ!! これは話しかけるしかないっ!! 「しゅ……」 ───『今後一切、洵介くんに関わらないで』 そうだった。 あたし紗菜さんと約束したんだ。 洵介先ぱいと話さないって。 だから、洵介先ぱいに話しかけたくても、話しかけちゃいけない。 「あっ、真柚ちゃーん!」 あたしに気づいた勇斗先輩が走ってきた。 「勇斗先輩、こんにちはっ」 あたしは今の気持ちを悟られないように、笑顔を飾った。