らぶきゅん

そう思いながら、あたしは洵介先ぱいと話している竹田くんを睨んだ。


あたしも男だったら、洵介先ぱいとたっくさんお話できてたのかな〜。


あたしも話した〜い。竹田くんずる〜い。





……って竹田くんに嫉妬するのも変なんだけど。


「真柚、先輩帰るよ」


香里があたしに教えてくれた。


「へ〜い、わかっていや〜すっ！お嬢ちゃんっ」


「ねぇ、殴ってもいいかな？」


顔が怖い香里を無視して、あたしは教室を出ていこうとした洵介先ぱいを呼び止めた。


「洵介先ぱ〜いっ、今日も好きで〜す!!」